アルベルティーナ美術館

アルベルティーナ特別展 ― 浮世絵「源氏物語」

現在、アルベルティーナ美術館で開催されている特別展「FASZINATION PAPIER」は、紙という素材の質感や表現力、その多様な可能性をテーマにした大規模な企画展です。紙は記録媒体として捉えられがちですが、ここでは6世紀にわたる美術史の...
シューベルト

ウィーンのシューベルティアーデ

ウィーンには、劇場のきらびやかな歴史とは別に、もうひとつの静かな音楽の集いがあります。それは、大きな舞台ではなく、誰かの家の一室から始まった小さなコンサート。後に「シューベルティアーデ」と呼ばれることになる、親密な人たちに捧げる音楽会です。...
オーストリアゆかりの音楽家

2026年 ウィーン博物館 閉館・開館変更まとめ

現在、ウィーン市の予算見直しに伴い、ウィーン博物館が運営するいくつかの施設で、閉館や開館期間の変更が予定されています。文化都市ウィーンを愛する者としては少し寂しいニュースではありますが、背景には都市運営の現実もあり、複雑な思いで見守っている...
シューベルト

魔王の家と若きシューベルト

ウィーン9区ザウレングッセ3番地に建つ「シューベルトハウス」は、フランツ・シューベルトの父が、住まいとして購入したのと同時に父の経営する学校でもありました。この家は、家族の生活を支える大切な拠点であり、若きシューベルトにとっては安心できる居...
デュルンシュタイン

デュルンシュタインでアプリコット尽の贅沢ランチ

デュルンシュタインでいただいた アプリコット尽くしと岩魚料理――とても美味しかったですので、皆さまにもぜひご紹介したいと思います❗️ メルクから船に揺られてドナウ下りでは、デッキで川風に吹かれ、葡萄畑や古城を眺めながら進む時間は格別でした(...
美術史博物館

バベルの塔を観る新しい視点

西洋美術史の中でも、ピーテル・ブリューゲルの《バベルの塔》ほど、多くの人々に知られ、語り継がれている作品はそうありません。ウィーンの美術史美術館に所蔵されているこの絵は、1604年にはすでにハプスブルク家のコレクションに加わっており、同館の...
マイヤーリンクの悲劇

沈黙という愛——ミッツィ・カスパル

記憶の片隅に追いやられた存在 世間の多くの人が、オーストリア皇太子ルドルフの名を耳にすると、あの「マイヤーリンクの悲劇」と、共に命を絶った若き男爵令嬢マリー・ヴェッツェラのことを思い出すのではないでしょうか。その物語はロマンチックな悲劇とし...
マイヤーリンクの悲劇

マイヤーリンク、忘れられたもう一つの悲劇

マリー・ラリッシュ――追放された伯爵夫人 彼女の名前を聞いて、すぐに顔を思い浮かべられる人は多くはないでしょう。しかし、19世紀末のヨーロッパ宮廷社会において、彼女はある種の象徴でもありました。 皇后エリザベート(通称シシィ)の姪としてウィ...
マイヤーリンクの悲劇

マイヤーリンクの悲劇から見えてくる帝国と時代の揺らぎ

はじめに 1889年の冬、オーストリア=ハンガリー帝国を揺るがす大きな出来事がありました。皇太子ルドルフと、わずか17歳の少女マリー・ヴェツェラが、ウィーン近郊のマイヤーリンクという静かな狩猟館で、共に命を絶ったのです。 この出来事は「マイ...
美術史博物館

ルーベンスの魅力:「フランダースの犬」ネロの視点

ルーベンスの絵画をガイドする際、私は必ず「フランダースの犬」の話を交えます。子供の頃、ネロが尊敬するルーベンスの作品を目にしたら、どれほど感動するだろうと想像し、ヨーロッパに行った際には、必ず美術館を訪れ、ルーベンスの作品を鑑賞は是非観よう...
ザルツブルク

ザルツカンマーグート日帰り旅行③ザンクト・ヴォルフガング

シャフベルク登山鉄道を満喫した後は、ザンクト・ヴォルフガングの町を散策。可愛らしい建物やお土産屋さんが所狭しと並んでいる様子はまるで絵本の中にいるような気分にしてくれます。 10分も歩いていると、町のシンボルであるザンクト・ヴォルフガング教...
ザルツブルク

ザルツカンマーグート日帰り旅行②遊覧船とシャフベルク登山鉄道

※今回は先日訪れたザルツカンマーグートを覚書ふうにご紹介して行きます。 この旅行のハイライトシャフベルク登山鉄道へはザンクト・ヴォルフガングへは遊覧船で移動。 定番ですが、ザルツブルク日帰り旅行をされる方は、遊覧船とシャフベルク登山鉄道往復...
ザルツブルク

ザルツカンマーグート日帰り旅行①ザンクト・ギルゲン

日本は連日の猛暑とお聞きしておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。ウィーンも再び今週から連日30度越えが予想されています。しかし、日中のピーク時間帯と比べれば、朝、晩は涼しくなるのが救いです😊 今年は日本からウィーン、ザルツブルクの2都...
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