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モネ特別展 庭のカミーユとモネの子供

2018/12/02
 

現在アルベルティーナ美術館ではモネ特別展が開催されています。(2018年9月21日〜2019年1月6日まで)

印象派を代表する『光の巨匠』と言われているモネの絵画が海外や個人所有のものも含め100点以上展示されており、見ごたえのある大規模な特別展です。

私個人もモネの絵画ファンで時間を見つけては何度も通っています。その中でもこれはみて頂きたい絵画をご紹介していきたいと思います。

『庭のカミーユとモネの子供』1875年 油彩 ボストン美術館所蔵

この絵は最初の奥さんのカミーユと長男ジャンが描かれています。

しかしモネは子供が生まれた時は絵が全く売れず貧困だったため、生活能力に自信がなかったのかセーヌ川で入水自殺を図っているのですよね。

その後、パリ郊外のアルジャン・トゥイユに住居を構えます。腹を決めたのか、貧しいながらも愛妻家だったモネは心が安らいでいたのでしょう。美しく色鮮やかな花々、庭に座り針仕事をしている妻カミーユとそのそばで遊んでいる息子ジャンからは幸福感が伝わってきます。

モネは二人をモデルにした絵を何枚も描いていますが、そのすべてが色鮮やかでルノアールを思い出させてくれます。貧しいながらも生涯の中でモネが一番心の安らぎと幸せを実感出来た時期ではないかなと感じざるを得ません。

実はこの幸福は長くは続きませんでした。カミーユが当時は不治のと言われた結核にかかります。
体調を壊していたカミーユが次男のミカエルを出産する子宮がんも併発してしまい32歳という若さでこの世を去っています。

モネがまだ画家として世に認められる直前の出来事でしたが、カミーユとの結婚生活はモネに心で感じた事を色当フィルターを通して表現する大きなきっかけになったことでしょうね。

 

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