フンデルトヴァッサーハウス

足を延ばしたいウィーンの名所
カラフルで、曲線だらけ、窓から飛び出した木やでこぼこの地面!
遊び心たっぷりのこの建物は遊園地にはありません。
 
ウィーンの『ガウディ』と言われた芸術家 フンデルトヴァッサー 氏のデザインによる
ウィーン市公団住宅「フンデルトヴァッサー・ハウス」です。
 
 
フンデルトヴァッサーは自然を愛した芸術家で、
殺風景なコンクリートや定規で引いた直線などを嫌いました。
 
 
この市営住宅の設計をウィーン市長から依頼された際に、
彼のデザインは当初は激しい論争を巻き起こしています。
 
 
それは『人間や生き物に表情があるように、建物にも表情がある』
『自然の中に直線は存在しない』という強い信念のもと、
都会で暮らしていても、自然と人間は調和しているべきであるという
コンセプトでされた個性的なユニークなものだったためです。
 
市営住宅は52棟あり、19のテラス、250本の木が植えられています。
 
 
建築する際に取り除かれた、周りの木々や茂みを
建物内や屋上テラスに戻したように設計されているため、
たくさんの緑を建物から見ることが出来ます。窓の大きさもバラバラですね。
 
 
パンフレッドや絵葉書よりも、現在の建物は色あせたり、
ファサードに水のシミがついていたりしてますが、
外見は簡単に修復はしません。
 
フンデルトヴァッサーが生前『人間も年齢を重ねるとしわが出来るように、
建物にも表情があり、そうでなくてはならない。』
といった遺言を大切にしているからです。
 
 
現在も市営住宅ですから、人は住んでいますが、すっかり観光名所となりました。
紅葉のフンデルトバッサーハウスも素敵ですね
 
 
横には大きなショップやカフェがあり、
少し歩くとフンデルトヴァッサーの美術館『クンスト・ハウス』がありますので、
半日お時間を取って観光されるとフンデルトヴァッサーの世界を堪能できるかと思います。
 
フンデルトバッサーハウス
住所 Kegelgasse 37-39 1030 Wien

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