ユネスコ世界遺産に登録されているヴァッハウ渓谷。その入り口には小さな町メルクがあります。旧市街地のメインストリートは可愛らしいお土産屋さんやカフェ、レストラン、ブティックが並び、岸壁には白と黄色の鮮やかなメルク修道院が城下町を見下ろすかのように建っていて、ここを訪れるとまるで絵本の世界に迷い込んだ気持ちになります。
グループのヴァッハウ渓谷ツアーではメルク修道院を見学後、ドナウ河クルーズ船の出向まで時間がない事も多く、そのまま船着場へ移動しなければいけませんが、本当はメルクを訪れた皆様全員に旧市街地を30分でも散策していただきたいのが心情なんです。
今回は小さな城下町メルクの旧市街にある手作り磁器のお店『Töpferei Brandl』をご紹介したいと思います
旧市街地のメインストリートの真ん中にある市庁舎広場の周りです。正面にある銅像はメルクの町の守護聖人『聖コロマン』。後ろには可愛らしいカフェが2件並んでいます。
市庁舎の向かい斜めには私が旧市街地での一番のお気に入り磁器のお店『Töpferei Brandl』があります。創業1945年のこのお店はBrandlブランドル家による家族経営のお店で全て手作りの磁器です。
メルク旧市街地のメインストリートにブランドルの支店が出来てから通りがより華やかになりました。お店の入り口には可愛らしい磁器が並んでいて、石畳にとてもマッチしています。主にガーデンに置く磁器や食器が販売されています
定番のにっこり微笑んでいる『猫ちゃん』と『男の子、女の子』シリーズ。私は3年前に『男の子、女の子』シリーズのお皿を購入しました。かなり使用していますが、とても丈夫でキレイなままの状態なので気に入っていてます
お店に入ると奥では実際に作業している様子が見えます。
真剣まなざしで磁器の形を整えているブランドルさん。いつ訪れてもニコニコと微笑みながら丁寧に対応してくれるお人柄は、定番の絵柄がブランドルさんそのもののように感じます。
『今日はクリスマスバージョンの天使達を作っているところだよ』と快く制作中の磁器を見せてくれました。9月の初めからこうしてクリスマスの準備をされるようです。
こちらは別の天使シリーズ、完成作品ですでに販売されています。よく見ると天使達の笑顔が全て違います。手作りならではの良さですね。
可愛らしい磁器の数々を見ると、心がほっこりなごんできます。メルクの旧市街地へ行きましたら、是非立ち寄って見てくださいね。
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