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『デュルンシュタイン』のアプリコットとパン屋さん

 

ヴァッハウ渓谷にある小さな村『デュルンシュタイン』はドナウの真珠に相応しい絶景が見える美しい村です。ドナウクルーズのシーズンには、その美しい景色を一目見ようと沢山のツーリストで賑わっています。

景色だけでなく、村の散策も大人気です。クルーズ船から見えるデュルンシュタインのシンボル美しい青と白の教会の塔『聖堂参事会修道院』、中世の趣がある街並みとメイン通りにある可愛らしいショップ、背景に見える小高い丘の上の廃墟のお城『クエリンガー城』など見どころ満載です。

実はこの村で収穫されたアプリコットとメイン通りにあるパン屋さんは、知る人ぞ知る村の名物です。デュルンシュタイン村についてはまた次の機会にさせていただくとしまして、今回はお土産にも喜ばれるデュルンシュタインのアプリコットとパン屋さんをご紹介したいと思います。

デュルンシュタインのアプリコット

ヴァッハウ渓谷のアプリコットは深いコク、香りがあり、一度食べたら他のアプリコットでは満足出来ない程美味しいと言われています。その独特の味わいはEUでも大切に保護されているぐらいです。私もヴァッハウアプリコットのファンで、ツアーでデュルンシュタインに来る度に農家の方の手作りジャムを購入します。

デュルンシュタインのアプリコットが美味しい理由はドナウ河の恩恵です。昼間は日照時間が長く、ドナウ河に反射した日光で酸度が増し、夜になると温度が下がるために糖度が増します。熟成の段階で昼夜の温度差がある事はとても大切だそうです。そのため沢山砂糖を加えなくても天然で美味しく甘酸っぱいアプリコットジャムが出来るのです。

私がお気に入りのデュルンシュタインで販売されているアプリコットジャム(上記の写真)です。トロミは普通のジャムより少ないです。砂糖があまり使用されていませんが、上品な果物の甘味が十分に引き出されているので癖がなく、コクがありとても美味しいです。

ウィーン市内でも季節になるとスーパーマーケットや市場の果物コーナーにはアプリコットがいつもよりずらりと並びます。そのまま食べても十分に美味しいですけど、市場でたくさん購入したアプリコットで自家製のジャム作りを楽しんでいる方もいます。そのジャムをケーキやクレープ、ヨーグルトにかけて食べたり、アプリコットパイを焼いたりするなど、オリジナルデザートを楽しんでいるのです。

ウィーン人の女性はケーキ、クッキーを手作りする方が多いです。さすがケーキの国ウィーンですね。ケーキの味によくアプリコットを使用しています。伝統的なウィーンのデザートでもマリーレンクネーデルがありますし、ザッハトルテにはアプリコットジャムを真ん中にサンドしている事からも、ウィーン子はアプリコットがふるさとの味でもあり、大好き!なのです。

デュルンシュタインのメイン通りにはアプリコットジャムやネクター、リキュール、蒸留酒、石鹸があちこちのお店、お土産屋さんで売られていますので、ショップ巡りをして、色々と試食してみるのも楽しいと思います。


こちらはアプリコット専門店のお店です。小さいお店の中に所狭しとアプリコット商品が並んでいます。メインはアプリコットリキュールでお店の方のおすすめは果肉がたっぷり入ったオレンジ色の(ネクター)リキュールです。

パン屋さんシュミードル(Schimidl)

こちらはメイン通りに面してる評判のパン屋さんシュミードル(Schimidl)

創業1780年のこちらの名物は1905年に製造された「ヴァッハウアー・ラーベール」Wachauer Laberl という手作りの丸いゼンメルに近いプレーンパンです。デュルンシュタイン村の高質な材料のみを使用し、伝統的なパン作りの技術とシュミードル秘伝のレセプトを今も引き継いでいます。地元でも美味しいと大人気!のパン屋さんは毎日近隣のホテル、レストランの配達で大忙しです。オーストリア国内(ウィーンが多い)のレストランでも朝食パンとして出されています。

オーストリア人が認める証拠に、東京のオーストリア大使館にも冷凍で送られているのですよ。外側はパリっと、中身はモッチリとして、程よい塩加減でとても美味しく、香りも上品なパンです。

カフェのコーナーもあり、デュルンシュタインでの散策の時間で、カフェに入ってお茶を飲みたいというお客様にはこちらをご案内しています。その際に私もご一緒する時は、折角ですのでコーヒーと一緒にパンも注文します。

勿論、カフェに行く時間がなくてもパン屋さんのコーナーでヴァッハウアー・ラーベールは購入できますので、お試しくださいね!

 

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