ダリーフロイト特別展

ベルべデーレ宮殿 
現在、ベルベデーレ宮殿下宮で、現在ダリとフロイトの関係の特別展が開催中。大変興味深い企画ですので、ご紹介しましょう!
 
ダリといえば、有名な絵画「記憶の固執」柔らかくなったかのような歪んだ時計が有名ですね。
シュルレアリスムの巨匠と言われるダリが若き頃、精神分析学の父ジークムント・フロイトの著書【夢分析】を読み夢中になります。
 
それからフロイドに影響を受けたダリがどのように夢や幻想を絵画で反映し、表現ているか、作品、オブジェ、写真、映画、本等合計約100点の展示から知る事が出来ます。
 
シュルレアリスムとはリアリズム(現実的)の反対を意味し、夢で見るような無意識の欲望、幻想的な世界を絵画で表現する様式の事です。
フロイトの考えが人間の行動は目に見えない無意識の影響が大きいと説いていますので、シュルレアリスムの柱になるのが理解できると思います。
 
フロイトはウィーン大学で教鞭を取り、診療所もウィーン(現在フロイト博物館)にありましたので、シュルレアリスムをもっと知りたい方はフロイト博物館を訪ねても面白いかと思います。
話が脱線しましたが、ダリの絵画を鑑賞していると、キャンバスの上に思いつきでごちゃまぜに描いているかのようですが、 モチーフ、色の使い方などあてはめようとしたら全く分かりません!現実離れしている事を楽しんでみるのがいいですね。
 
最後にダリが憧れのフロイトに初めて会えたのが、1938年7月、すでに82歳をロンドンに亡命していたフロイトに自分の絵画を見てもらいます。その時にフロイトのデッサンを何枚か書いており、こちらも展示会場で見る事が出来ます。
 
2022年1月28日 — 5月29日:ダリ — フロイト/ベルヴェデーレ下宮
Belvedere, Unteres Belvedere, ベルヴェデーレ宮殿、ベルヴェデーレ下宮、 
Rennweg 6, 1030 Wien, www.belvedere.at

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