リンツ大聖堂にある有名なステンドグラス

リンツ

大好きなオーストリアの街の一つリンツにある新大聖堂。

見どころたくさんあるこの街から本日は新大聖堂にある有名なステンドグラスをご紹介します。

1862年〜1924年に建築されたこの大聖堂はオーストリアではウィーンのシュテファン大聖堂に次ぐ2番目の高さを誇る塔がシンボルです。本来はシュテファン大聖堂より高い塔に建築したかったそうですが、ハプスブルク帝国時代の規則に従い2メートル低くしました。(ウィーン市民も大反対でしたし)ですが、大きさ自体はオーストリア最大、2万人を収容できる広さがあります。

中に入ると多数の鮮やかな色彩のステンドグラスに圧倒されます。典型的なラテン十字架の構造で主祭壇が南向きのため、一日中光が入り、一日中ステンドグラスが本当に美しい。

その中で最も有名なステンドグラス「リンツァーフェンスター(リンツの窓)」はリンツの歴史が描かれています。

上部は聖母マリア、その下リンツの街並み風景、さらに下、左からフリードリヒ3世、その息子マキシミリアン一世、フェルディナンド2世、そして横には天文物理学者のケプラーが並んでいます。

ケプラーはリンツで14年間住んでいて、「ケプラーの第三法則」をその間発表しています。

さらに下の左にはブルックナーとベートーヴェンが描かれたステンドグラス。

ブルックナーがリンツでオルガニストとして活躍した事で有名ですけど、ベートーヴェンの弟ヨハンがリンツで薬局を経営していたこともあって、よくリンツに訪れており、交響曲8番を完成させています。

欲を言えば(私の欲ですw)モーツアルトも交響曲「リンツ」をたった4日間で作曲しているのでリンツァーフェンスターに登場させて欲しかったですね。

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