オーストリアにおける新型コロナウィルス情報2021年4月

オーストリア新型コロナウィルス情報2021

久しぶりのオーストリアにおける新型コロナウィルス情報です!

2021年4月1日よりイースター休暇を挟み、ウィーン、低地オーストリア、ブルゲンランド州の3州は、
4回ハードロックダウンに入りました。

基本、24時間外出禁止令です。当初、ハードロックダウン期間は4月6日までの予定でしたが、延長されて、現段階では4月11日までに変更となりました。こちらも状況次第では、また長引く可能性もあります

今回はロックダウンの規制措置と自宅で出来る無料PCR検査キット配布について、ご案内致します。

ハードロックダウンの規制措置内容と若い人の感染者増大

今回のハードロックダウン規制措置の内容は下記の通りです。

4/1-4/11まで、スーパーマーケット、薬局、タバコ屋など、生活必要最低限のお店以外は閉店。
★昼夜外出禁止令(散歩、日用品の買い出し救助活動など除く)
★屋内もFFP2マスク着用、人混みの大場所では外でも着用義務
11日以降、ロックダウン緩和後も、お店、美容室に入場の際、陰性証明を提示 検査結果72時間有効
★可能な限りホームオフィス、週に一度PCR検査
★週二回抗原検査
★感染拡大増大した隣国とのコントロールを強化
★イースター期間自宅訪問、旅行は出来るだけ避ける

オーストリアでは、毎日3000名以上が新たに感染しているのが現状です。下記の表示をご覧下さい。

orf.at

202143日のコロナ新感染者3693名、死者23名、7日間指数は251.1名です。

人口が885万人ですから、日本と比較すると、30倍以上なのが、お分かりいただけると思います。

新感染者数が増大した理由に、変異株が若い人の間で感染増大している事、無料でPCR、抗原、抗体テストが他国より多く実施されている事があげられます。

問題なのは、変異株は感染力が強く、若い人も重症するケースが増えている事です。新感染者25歳以下が3分の1と平均年齢が下がり、新感染者の全体平均年齢が、40代を割っています。高齢者が減少しているのは、ワクチンの効果と言えます。

また、変異株の変異株B.1.1.7-E484Kがチロル州で発生しましたが、、現ワクチンの効き目が低下する可能性があるともいわれています。

このまま感染者が増え続けると、医療崩壊になります。特にブルゲンランド州は、集中治療室がパンク寸前です。年齢に関係なく、コロナ疲れが出ないよう、気を引き締めて、個人が日頃から感染防止対策に気を付ける事が大切ですね。

ソーシャルディスタンスを保ちながら、公園で散歩をする人々。

なお、3月31日の政府の発表で、今までは、屋外でのマスク着用義務はなかったのですが、シュテファン広場、マリア・テレジア広場、スウェーデン広場、カールスプラッツ、ドナウ運河沿いの5か所はマスク着用義務が加わりました。

ウィーン自宅でできる無料PCR検査キット配布

オーストリアの健康保険を持っている人は、無料のPCR検査を受けられるシステムがありますので、オーストリアにお住いの方々は、かなりの確率で、最低週に一度検査を受けています。

3月31日から、自宅で出来るPCR検査無料キット(自宅うがい検査)が配布されています。

無料検査キットを受け取るには専用ホームページからバーコードをダウンロードしてから、BIPAで受け取ります。動画で本人確認した後、BILLA ,BIPA など所定の場所の収集箱に投函すると、24時間内に検査結果が携帯もしくはメールにて送信されます。

週に最高4キット受け取れ、検査結果は、陰性明書が必要な場合(入店の際義務付けられているところや入国の際)提示出来る有効性がありますので、検査が普及していくことが予想されます。なお、陰性証明書の有効期間は72時間となります。

今までは、薬局や所定場所に予約して検査をしていましたので、手軽に自宅で検査できるのは、良いシステムだと思います。勿論、通常通り所定場所でもコロナ検査は実施されています。

新型コロナウィルス情報に関しまして/終わりに

昨年の3月16日より、コロナの影響で、様々は規制措置が政府から発表されてから、もう一年が経ちました今回の第四回目ロックダウンは、春になり、散歩にも行きやすいので、気分的には冬よりも良いと思います。

実は、昨年コロナパンデミックが発表されてから、最初の頃は、最新情報を皆様と共有したく、ブログに掲載しておりましたが、コロナの記事ばかりになるのは、自分がブログを書く意図と少しずれてしまうため、途中から辞めました。

その気持ちは今も変わっておりません。しかし、時折、オーストリア旅行を計画をされているブログ読者の方から、オーストリアの現コロナ状況の質問も頂くことがありますので、不定期ですが、コロナ情報をお伝えしていこうと思いますので、ご理解の程、何卒宜しくお願い致します。

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