久しぶりのオーストリアにおける新型コロナウィルス情報です!
2021年4月1日よりイースター休暇を挟み、ウィーン、低地オーストリア、ブルゲンランド州の3州は、
第4回ハードロックダウンに入りました。
基本、24時間外出禁止令です。当初、ハードロックダウン期間は4月6日までの予定でしたが、延長されて、現段階では4月11日までに変更となりました。こちらも状況次第では、また長引く可能性もあります
今回はロックダウンの規制措置と自宅で出来る無料PCR検査キット配布について、ご案内致します。
もくじ
ハードロックダウンの規制措置内容と若い人の感染者増大
今回のハードロックダウン規制措置の内容は下記の通りです。
オーストリアでは、毎日3000名以上が新たに感染しているのが現状です。下記の表示をご覧下さい。
2021年4月3日のコロナ新感染者3693名、死者23名、7日間指数は251.1名です。
人口が885万人ですから、日本と比較すると、30倍以上なのが、お分かりいただけると思います。
新感染者数が増大した理由に、変異株が若い人の間で感染増大している事、無料でPCR、抗原、抗体テストが他国より多く実施されている事があげられます。
問題なのは、変異株は感染力が強く、若い人も重症するケースが増えている事です。新感染者25歳以下が3分の1と平均年齢が下がり、新感染者の全体平均年齢が、40代を割っています。高齢者が減少しているのは、ワクチンの効果と言えます。
また、変異株の変異株B.1.1.7-E484Kがチロル州で発生しましたが、、現ワクチンの効き目が低下する可能性があるともいわれています。
このまま感染者が増え続けると、医療崩壊になります。特にブルゲンランド州は、集中治療室がパンク寸前です。年齢に関係なく、コロナ疲れが出ないよう、気を引き締めて、個人が日頃から感染防止対策に気を付ける事が大切ですね。
ソーシャルディスタンスを保ちながら、公園で散歩をする人々。
なお、3月31日の政府の発表で、今までは、屋外でのマスク着用義務はなかったのですが、シュテファン広場、マリア・テレジア広場、スウェーデン広場、カールスプラッツ、ドナウ運河沿いの5か所はマスク着用義務が加わりました。
ウィーン自宅でできる無料PCR検査キット配布
オーストリアの健康保険を持っている人は、無料のPCR検査を受けられるシステムがありますので、オーストリアにお住いの方々は、かなりの確率で、最低週に一度検査を受けています。
3月31日から、自宅で出来るPCR検査無料キット(自宅うがい検査)が配布されています。
無料検査キットを受け取るには専用ホームページからバーコードをダウンロードしてから、BIPAで受け取ります。動画で本人確認した後、BILLA ,BIPA など所定の場所の収集箱に投函すると、24時間内に検査結果が携帯もしくはメールにて送信されます。
週に最高4キット受け取れ、検査結果は、陰性明書が必要な場合(入店の際義務付けられているところや入国の際)提示出来る有効性がありますので、検査が普及していくことが予想されます。なお、陰性証明書の有効期間は72時間となります。
今までは、薬局や所定場所に予約して検査をしていましたので、手軽に自宅で検査できるのは、良いシステムだと思います。勿論、通常通り所定場所でもコロナ検査は実施されています。
新型コロナウィルス情報に関しまして/終わりに
昨年の3月16日より、コロナの影響で、様々は規制措置が政府から発表されてから、もう一年が経ちました今回の第四回目ロックダウンは、春になり、散歩にも行きやすいので、気分的には冬よりも良いと思います。
実は、昨年コロナパンデミックが発表されてから、最初の頃は、最新情報を皆様と共有したく、ブログに掲載しておりましたが、コロナの記事ばかりになるのは、自分がブログを書く意図と少しずれてしまうため、途中から辞めました。
その気持ちは今も変わっておりません。しかし、時折、オーストリア旅行を計画をされているブログ読者の方から、オーストリアの現コロナ状況の質問も頂くことがありますので、不定期ですが、コロナ情報をお伝えしていこうと思いますので、ご理解の程、何卒宜しくお願い致します。
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