3月16日よりワクチン接種義務実施について再検討の結果、一時停止する事が政府より発表されました。
3月15日からのワクチン接種義務化実施を一時停止する事が政府より発表。3か月後に再検討。https://t.co/ZGazFtCXHe
— 現地ガイド発信!ウィーン最新情報 (@viennanavi) March 10, 2022
但し、三か月後に再検討されますので、状況に応じて実施される可能性もあり、義務化が廃止されたわけではありません。
3月5日の規制緩和でウィーンのみレストラン・カフェは2G(ワクチン証明もしくは回復証明)が必要にもかかわらず、他の州は排除されています.。国内でも足並みが揃わず、オミクロン株の感染拡大でこの義務化実施は難しいだろうと予想していた通りの結果となりました。
規制緩和してから、本日3月9日は感染者数44000人を超えています。
私の周りもオミクロン株に感染して回復証明を持っている人が多く(未接種の人も含め)たとえ義務化となっても、慌てて接種しなければならない人がいないのが現状です。私自身は感染予防のためでなく、重症化予防のために接種回数を増やす事に疑問があるため、ワクチン義務化には、100パーセント賛成派ではありません。この件に関しては、それぞれ意見が違うと思います
誰もが望むコロナ収束ですが、よく比較されるのが1918年に起こったスペイン風邪パンデミックです。約3年続いたパンデミックは世界人口の25パーセント~30パーセントが感染し、死亡者数は3000~4000万人と言われています。
第一波~第三波の大きな流行があった中で、特に第二波が起こった時は、変異したウィルス株により15歳から35歳までの致死率が一番多かったようです。これはスペイン風邪が流行する以前のインフルエンザによる抗体を高齢者が持っていたと予想されています。このころはワクチンはありませんでしたから、人々は感染しない恐怖に日々怯えながら、現在と同じようなうがい、マスク、ソーシャルディスタンスなどで予防するしかなかったわけです。
現在はコロナ疲れもあり、ワクチン接種済みだから重症化しないと安心して依然と変わらない生活をする人も増えています。オミクロン株の感染率が高くても、重症化する人が少ない事も原因で油断している傾向にも感じます。引き続き予防対策を個人がしていかなくては、何時まで経っても先が見えないままです。
コロナに加え、現在は不安定な世界情勢でもありますが、皆さんが安心してウィーンに来られる日が来るまで、ともにこの時期を乗り越え、楽しいウィーン旅行になるように引き続き研究、知識を深める努力をしていきます!
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