デュルンシュタインでアプリコット尽の贅沢ランチ

デュルンシュタイン

デュルンシュタインでいただいた アプリコット尽くしと岩魚料理――とても美味しかったですので、皆さまにもぜひご紹介したいと思います❗️

メルクから船に揺られてドナウ下りでは、デッキで川風に吹かれ、葡萄畑や古城を眺めながら進む時間は格別でした(30度近かったので、船内を行ったり来たりでしたけど)。

やがて遠くに見えてきたのが青い塔――聖堂参事会修道院教会。この町の象徴ともいえる建物に迎えられ、私たちは本日の観光メイン場所であるデュルンシュタインでのランチ会場へ直行しました。

レストランはドナウ川沿いに建つ ホテル・デュルンシュタインです。窓からは川面がきらめき、対岸には緑の葡萄畑が広がる最高のロケーション。デュルンシュタインでランチをするならおすすめです、

 

席つにつくないなや、最初の注文はご当地名産の冷えた アプリコットジュース。この日は本当に暑く、グラスに注いだ瞬間にまず一気飲みしたいところを一口飲んで写メをして、そのあとは遠慮せずに一気飲み。甘酸っぱくフレッシュな果汁が喉を駆け抜け、火照った身体に心地よく染みわたります。最初の一杯で一生き返るようでした。はぁ〜美味しい😁

次にこれまたアプリコットベースのスープ。鮮やかなオレンジ色で、ひと口いただくと滑らかな口当たりなんです。果実の甘酸っぱさがスープ❓と思われるかもしれませんが暑い日にいただくには最高の一皿です。

さて、メインはこの地域の名物、岩魚のグリルです。皮は香ばしくパリッと焼き上がり、ナイフを入れると中の身はしっとり柔らか。シンプルな味付けだからこそ、魚そのものの旨みが際立ちます。付け合わせの野菜も日本人好みの絶妙な薄味の味付けでして、お客様も美味しいと感動されていました。ドナウ河の見えるテラスでいただくには最高のメイン料理でした。

最後を締めくくったのは、これでもかと言わんばかりの再びアプリコット味のクレープ。ふんわりと焼かれた生地の中から果肉たっぷりのジャムがとろりと包まれていて、甘酸っぱさと香ばしさのバランスが絶妙。食事のラストにふさわしい華やかな余韻を残してくれました。「ちょっとアプリコット尽くし過ぎたかな」と思わずお客様と笑ってしまうほどでしたが、どれも渓谷らしさを感じさせる味でした。

レストランへ向かう途中に通った葡萄畑では、青々としたブドウがすでに重たげに実っていました。もうすぐ収穫を迎えるその姿に夏の盛りを感じつつも、夏を愛する私には季節が移ろう寂しさをほんの少し覚えました。余談ですが、ガイドを引退したら常夏とは言わないでも、冬は地中海で過ごしたいと思っているんですよね。どうなることか😁

本来ならランチの後に町をじっくり散策する予定でしたが、この日の暑さはなかなか厳しく……散策はお客様のご希望でそこそこに切り上げることに。それでも石畳の路地を歩き、青い塔を間近に見上げただけで、デュルンシュタインの魅力は十分に感じられました。

ドナウの流れと葡萄畑に囲まれながら味わった、岩魚とアプリコット。
自然と歴史、そして食の恵みをたっぷり楽しんだデュルンシュタインでのランチは、旅の思い出を彩る忘れられないひとときとなっていただけたようです。

 

 

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