ピンクの豚ちゃんを年末、年始に贈ろう!

オーストリアの日常、行事 習慣 祝日

あけましておめでとうございます。いよいよ2020年!になりました。今年も皆様にとって良い一年であります事を心からお祈りいたします。さて、クリスマスシーズンが終わるとウィーンの観光地街中のいたるところピンク子豚さんグッズが販売するスタンドが目につきます。

どんな意味があるのでしょうか?

ドイツ、オーストリアでは大晦日やお正月にピンクの子豚ちゃんをもらうと「来年(今年)は幸運になる!」と言われている、幸運を運ぶシンボル的存在の一つなんです。ここではグリュックスブリンガーと言います。

ドイツでは思いがけずラッキーな事があった時、『Schwein haben』(豚を持っている)と言うぐらいです。古くからヨーロッパでは豚肉を食べられたのは経済的な余裕のある人に限られていたため、幸運、金運のシンボルでした。子供の頃、家にはピンクの子豚貯金箱がありましたが、日本でも金運を呼ぶとか、アジアでは多産であることから、健康、家庭運をもたらすシンボルですね。

スタンドで売られているピンクの子豚ちゃんグッツはお財布に入るような小さなものから、大きな縫いぐるみ、帽子、貯金箱など楽しいものが勢揃い!見ているだけでも気分が上がってきます!

富と繁栄をモチーフとして、世界中で愛されるブタさん。 よく見ると4つ葉のクローバーやキノコのお家が装飾されているものがあります。ヨーロッパにあるメルヘンに素敵なお話があります。

人が入ってこられない深い森の奥に、見わたす限り一年中四つ葉のクローバーが広がる美しい丘があり、小さなピンクの子ブタたちが住んでいます。彼らはキノコのお家に住んでいて、争いもなく仲良く暮らしています。彼らのお仕事は丘にある四つ葉のクローバーを世界中に届け、人々を幸せにすることです。

テントウムシもヨーロッパではグリュックスブリンガーで、子供を災害や病気から守るといわれていますので、テントウムシが装飾されているピンクの子豚ちゃんやテントウムシがデザインになっている小物も売っています。

貰った人だけなく、贈った人も幸せになるといわれているピンクの子豚ちゃん、年末年始にウィーンにいらした時はお土産として購入するのもいいですね。

 

コメント

  1. Japaurecy より:

    ピンクの子豚ちゃんについて参考になりました。縁起がいいんですね。

    • vienna-guide より:

      コメントありがとうございます(^▽^)/
      はい!とても縁起が良いので、私も毎年、年末には、家族、友人にプレゼントしています。

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