2021年11月27日アドベント第一週目を迎えました。
今年はロックダウン真っ最中にアドヴェントを迎えましたが、ある意味、ウィーンに住んでいる人皆さんは、コロナ渦でもお家時間を楽しく過ごすコツをすでに学んでいると思います。
ロックダウン一週間目の効果は、7日間指数は1000を切り、979.2,新感染者9506名と減少しました。また、ワクチン2回目接種率は70.70パーセント、3回目接種済率は19.8パーセントとなっています。週末ですので、PCR検査された方は少ないですから、月曜日の統計を重視していますけど、一応こちらでご報告させて頂きます。
また、余り嬉しくないニュースですが、11月26日、オーストリアチロル州でも南アフリカで発見された変異株オミクロンに感染例が出ました。感染者は南アフリカ旅行帰国後、PCR検査での陽性反応から検出されたようです。ちなみに感染者はすでに2回ワクチン接種済み(2回目は9カ月前)、無症状という事です。
オミクロン株についてわかっていない事がおおいため、スピーディーなウイルス学的調査やワクチン効果、新しいワクチンを製造する必要があるなのかなど(製造には時間が必要ですが、mRNAワクチンは変異株に対応し、バージョンアップが可能だそうです)を検証していくと新聞で報道されていました。モデルナは早速、研究を始めたそうですよ。(そういえば数日前株価で、ファイザーとモデルナの株が上昇していました)
また、ガイド泣かせなニュースですが、今できる事をこなしていくしかありませんね。
さて、アドヴェント第一週目の日曜日、アドベントキャンドルの一本目に火を灯しました。手作りされる方も多いのですが、私は工作があまり得意ではないため市販のものを購入し、部屋に飾りました。
『アドベント』とはラテン語の『ADVENTUS アドヴェントゥス』=到来が由来で、キリストが人間界に降臨を待ち望む事を意味していて、クリスマスアドベントは12月25日の4週間前の日曜日から24日のクリスマスイブまでを指しています。
言うなれば一年の最大イベントであるクリスマスを盛り上げるための準備期間の事で今年2021年は11月27日が始まりです。
キャンドルはキリスト教にとても重要な役割をしています。イエスが闇に光を灯した存在ですから炎の光はイエスです、お祈りをするときは必ずキャンドルに火を灯す意味が理解できます。
アドベントキャンドルは子供の頃日本でお正月を指折り数えたように、キャンドル4本を準備して日曜日ごとに1本ずつ灯をともし、クリスマスが近づくのを楽しみながら待つ習慣ですね。揺らいだキャンドルの炎が作り出す幻想的な空間を見つめていると心が落ち着いてとても気持ちよいものです。
一説によりと、ドイツの伝道師が子供施設で『クリスマスはいつですか?』と尋ねられて、24本のろうそくを準備し、1本ずつ灯をともしたのが始まりと言われていますが、第一次世界大戦後は4本になったようです。
アドベントキャンドルに一本ずつ名前がついていてそれぞれ意味があります。
1本目 予言のキャンドル 希望
2本目 天使のキャンドル 平和
3本目 羊飼いのキャンドル 喜び
4本目 ベツレヘムのキャンドル 愛
毎日曜日にクリスマスが近づくのを楽しむことが出来る素敵な習慣ですね。
Wünsche einen schönen ersten Advent🎄
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