久しぶりの投稿となりましたが、皆様お元気でお過ごしの事かと存じます。
コロナの収束を願って七か月、ウィーンは朝晩冷え込みが6度となり、冬がすぐそこまでやってきました。
今までは寒さを吹き飛ばすかのように、冬の季節は通常の観光のほか、クリスマスマーケット、音楽会、舞踏会、ウィンタースポーツと、楽しくお客様にご案内しておりました。今年はコロナの影響で、本当の意味での寒く厳しい冬を過ごすことになるかと思います。
下の写真は王宮から続くコールマルクト通りです。人通りは少ないですけど、今まで通り美しくエレガントな街並みですよ。
ここからみるシュテファン大聖堂が個人的には一番お気に入りです。
シュテファン大聖堂のすぐそばにあるお花屋さん。いつもセンス良くディスプレーしてます。
今回は久しぶりのブログ投稿ですので、コロナに関する事以外をブログで書く予定でしたが、ウィーンにおけるコロナの現状について、時々お問い合わせのDMをくださる方もおりますので、ここでお知らせしたいと思います。
在オーストリア日本大使館からの連絡によりますと、10月21日オーストリアにおける
新型コロナウィルス新感染者の数2.411名、亡くなった方11名と急増です!
このまま急増が止まらない場合、もう一度ロックダウンまたはそれに近い規制措置を取るかもしれません。
お隣の国ドイツも新感染者の急増から、市民の方々がトイレットペーパーの買いだめに走ったことが話題となりました。こちらでは買いだめのことを『ハムスター買い』と言います。ハムスターがほっぺに食べ物をため込んでいる様子からつけられた可愛らしいネーミングですね。
オーストリアでは、トイレットぺーパーは充分にあるのでハムスター買いをしないように呼び掛けています。
観光旅行にオーストリアを訪れている方も中心部、観光地ではお見かけします。現時点で10名以内でしたら、観光は許可されています。しかし、残念ながら日本からの団体様、観光客の方はいらしておりません。(日本だけでなく、ヨーロッパ以外の国々からは観光客の方はいらしてない状況です)
ただ、ご近所や若いウィーンっ子の様子を見ていると、コロナ新感染者急増でも、3月のほうが緊張感があり、感染しないように距離を取ったり、色々と気を付けていた印象があります。
トラムの中でマスクを顎にかけて、携帯で話したり、おしゃべりしているの光景もまだ時々見かけます。今までなかった習慣ですので、息苦しく感じるのでしょう。しかし、マスクの意味がありませんので、そろそろ慣れてほしいなぁと思っています。
最近はウィーン、シュタイヤーマルクのギムナジウムではクラスターが起こっており、多数の生徒、先生、関係者に感染しました。気になるのは、年齢別陽性になった分布図を見ると、若い人たちが急増しているのがわかります。コロナウィルスは若い人に感染しずらいと聞いていましたが、そうでもなさそうですね。
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急増の割に緊張感が感じられないのは、重症者の数が少ないせいか、または慣れなのでしょうか。。(ウィルスになれるというもの変ですけど。。)それともロックダウンはもうないと思っているのかもしれません。いずれにせよ、安心できる材料が(ワクチンや薬など)現段階でありませんので、まだまだ軽視できない状況です。
このようなコロナウィルス新感染者急増状況の中、オーストリア政府から次々と規制措置が発表されています。
もくじ
9月26日 コンタクト・トレーシング規制措置
ウィーン市は条例に基づき、コンタクト・トレーシング(接触者追跡)を目的として、28日から飲食店に対して客のデータ、介護施設等に対して訪問者・入居者のデータを入手し、求められた場合に行政区当局に提出することを義務付けました。
飲食店の客のデータは氏名、電話番号、Eメールアドレス、着席したテーブル番号、介護施設等の訪問者・入居者のデータは氏名、電話番号、Eメールアドレスとなります。データは行政区当局への提出目的以外に利用することを禁じられ、4週間経過した時点で消去することを義務付けられます。
なお、この条例は12月31日を以て失効します。(日本大使館からのメールより)
下記の写真は知人とカフェ ゲルストナーで待ち合わせをした時の様子とデーターです。着席をすると同時に記入します。個人情報を記載することに反対の方もいらっしゃいますが、決まりですので仕方ありません。
私がゲルストナーに行ったときは、貸し切り状態でした。この時、ウェートレスさんはフェイスシールドを着用されている方のほうが多かったです。
3月まではいつも人で賑わっていましたカフェに座り、世の中が全く変わってしまった状況を目の当たりにすると、寂しい気持ちになりました。ですが、さすが王宮御用達カフェ ゲルストナーです!メランジェとケーキは以前のままの味で懐かしく、美味しく頂きました。
10月19日発表された23日から実施される規制措置
(1)23日(金)午前0時から、新たな措置を導入する。最低限
(2)指定席の行事(サッカーやオペラ等、個別の衛生コンセプト
(3)飲食店では一つのテーブルに着席が許される人数を6人(当
(4)これら全国レベルの措置に加えて、各州は地域毎に必要な措
10月24日よりフェイスシールド着用を禁止草案
公共機関、ショッピングセンターなどはマスク着用しなくてはなりません。覆面禁止法があったオーストリアでも、人々がマスク着用する光景が当たり前になりました。
カフェやレストラン、お店などでは、フェイスシールドをしている方が多かったのですが、禁止となりそうです
フェイスシールドはあいだが空いていて、咳やくしゃみをしたとき、ウィルスは前方だけでなく、周囲にも存在していることが確認した事から禁止の方向へもっていくとのこと。すぐに禁止ではなく、猶予をもつそうです。
金曜日よりフェイスシールドは禁止!Neue Corona-Verordnung: Gesichtsschilde sollen verboten werden | https://t.co/q5shXzLPWO https://t.co/y0ewVpBmfp
— 現地ガイド発信!ウィーン最新情報 (@viennanavi) October 21, 2020
規制措置は他にもありますが、その時の状況により、内容が変わってきますので、またアップデートしていきたいと思います。
クリスマスマーケットも開催される運びとなりましたので、次回、ブログのテーマにしたいと思っております。まだ先が見える状態ではありませんが、皆さんと一緒に乗り越えていきましょう!
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