本格的な冬の寒さの中、1月23日より3月1日までウィーン子が待ちに待ったスケートリンク『EIS TRAUM』が市庁舎前広場にて開催されています。
毎年開催されているスケートリンクは今までで一番広く、2020年度は総面積が9000m²あり、二階建ての『スカイリンク』120メートルある『ランプウエイ』など初心者から上級者まで楽しめるように設計されています。
本日2月5日は日中気温は8度、風が吹いて底冷えを感じましたが、市庁舎広場前スケートリンクは沢山のウィーン子で賑わっていました。夜のライトアップされた幻想的な市庁舎とブルク劇場をバックに仕事帰りの人達が元気に滑っています。
下の写真は日中、親子連れがスケートを楽しんでいる様子です。安全のためにヘルメットをかぶっていますね。
ウインタースポーツが大好きなウィーン子達はスケートもお気に入りのスポーツです。市内に何箇所かありますが、市庁舎前広場のスケートリンクがやはり一番人気です。80~90年代のヒット曲やワルツの音楽が流れている中、楽しそうに滑っています。
夕方になると、スケートを抱え市庁舎前のトラム駅で降りる方が目につきます。仕事帰りにスケートを軽く滑るといった感じでしょうか。勿論、訪れているウィーン子皆がマイスケートを持っているわけではないのですよ。ここでは2000足の貸スケート、貸ロッカーもあり、ウィーンに住んでいない旅行者の方でも荷物を預けて気軽にスケートを楽しむことが出来るのが魅力です!
また、月曜から金曜の9時~16時および土日曜の終日は子供と初心者が練習することが出来るように、450m²のリンクを無料で開放しています。氷の上を安定して立つことが出来ない子供たち用にペンギンなどの形をした押し台が設備されていて、ペンギンに捕まった子供たちがワイワイ楽しみながら両親とスケートを練習しています。
このリンクは17時以降、カーリングのレーンとなります。押し台のペンギンでスケートを練習する子供達です。転びそうな危なっかしい足元で、一生懸命氷の上を歩く姿がとてもかわいらしく、暫く観察していました。
赤いスケートをよく見ると、初心者の小さな子供用の二つの刃がついたスケートを靴に巻いています。このスケートは無料で借りることが出来、靴のサイズが21-25(日本の12.5から15センチ)までの大きさの子供達が使用出来ます。ヘルメットも無料で借りることが出来ます。市庁舎前スケートリンクはスケートを始めたい子供達に至れり尽くせりですね。
私はこの初心者用スケートの存在を知りませんでしたので、感動し写真を撮らせてもらいました。
貸スケートの受付場で、証明書を渡すと借りることが出来ます。
広場にあるスタンドでは簡単な食事をとることがも出来ます。有機食材を使用していて、チロル料理やチーズ料理が販売されており、とても美味しそうです。ソフトドリンクや温かい飲み物も販売しています。
また、山小屋風のテラス付き『アルムヒュッテ』もあるため、暖かい場所で食事する事も出来ます。
スケートをするには最初にチケットを購入しないとリンクに入ることが出来ませんので、チケット売り場で購入します。
ウィーン市内で気軽にスケートをする経験も旅行の一つの思い出になると思います。スケートを滑らなくても、市庁舎前広場は幻想的でとても魅力的な場所ですので、暖かい飲み物を飲みに来るのもおすすめです。この時期にウィーンにいらっしゃる予定の方は、是非、市庁舎前広場を覗いてみて下さいね。
ウィーン・アイスドリーム ウィーン市庁舎前広場
2020年1月23日~3月1日
毎日10:00~22:00
カーリング:月曜〜金曜17〜22時(要オンライン予約)
入場料:大人8ユーロ、子供5.50ユーロ (オンライン予約10%引)
貸靴7.50ユーロ、コインロッカー3ユーロ
コメント