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オーストリアにおけるランダムなコロナウィルス検査1544名を実施した結果

2020/04/17
 

写真引用 krone

オーストリア政府が新しい試みとして、コロナウィルス『サイレント感染者』(無症状感染者)調査のため、ランダムで選んだ国内1544名の検査を実施しました。

結果は全体のおよそ0.3(5)が陽性判定、オーストリアの人口はおよそ890万人から想定して、実際の国に内における感染者(サイレント感染者)28500名であると推定しました。

検査を実施するにあたり、ランダムに国内に住む0歳から94歳までの2000名が選ばれたのですが、拒否権もあったため、実際は1544名がPCR検査を受けたことになります。

検査結果発表の日のオーストリアにおけるコロナウイルス感染者数13492名(内 新規感染者354名, 死亡者319名, 治癒者6064名)と比較すると、サイレント感染者数は報告されている人数の2倍以上いる事になります。

 

今後もこの抜き打ち検査を国内で行っていくとの発表ですので、より現実に近い感染者数の想定が出来るのはないでしょうか。オーストリアの敏速な対策に深く感謝しています。

また、アンショーバー保健相は抗体検査は最低1万人実施しないと意味がないと発言しております。それに、サイレント感染者が28500人との予想であると、抗体を持っている人は、国内890万の人口の割合から、かなり少ないです。油断をすると、再び感染者増大の可能性があります。

私は、コロナウィルス検査と並行して、オーストリアでも抗体検査を積極的に行い、コロナ免疫証明書を検討して欲しいです。特に医療機関関係者、福祉の方々は検査を早急に実施することが重要だと思います。

抗体を持っていると判明した人々は、どんどん買い物やカフェ、レストランに出かけて経済回復協力をしてください

オーストリアの少ないサイレント感染者数はロックダウン効果も反映している

こちらの記事でも私の見解を書きましたが
新型コロナウイルス対策措置法14日から段階的に緩和を発表!と私の見解

ロックダウンせず『社会常識のある大人の対応』を国民に委ねたスウェーデンは現在、1万人の感染者が出てます。

オーストリアは、ロックダウンを早期に実施し、ウィルス感染拡大のスピードを抑える事に成功しました。

3月中旬では1人の感染者は3名に感染させていましたが、4月上旬では1名以下まで抑えています。

もし、早期の段階でロックダウンを実施していなければ、抜き打ち検査の数値もかなり違っていたことかと思います。

オーストリアにおけるサイレント感染者数は日本には当てはまらない

本日、4月12日日本でも感染者増大が問題になっていました。

日本とオーストリアにおけるサイレント感染者数の数は、政府の対応がかなり違うため、オーストリアのランダム検査よりは多いのではないでしょうか。

日本も早急なランダムな感染者検査及び抗体検査実施をしてほしいです。

今の日本政府の対策は、海外在住の私から見ても、とても不安です。感染者増大率を抑えるのは、中途半端な封鎖措置では意味がないです。マスクと手袋をして、安心して満員電車に乗るのは、ウィルス感染拡大に協力しているようなものだと思っています。

経済的な問題から、店舗などを早急に開け経済復興を急ぐ気持ちは本当によく分かるんです(これはオーストリアにもいえますが)。でも、命あっての経済。今回のような緊急時のために高い税金を納めているのですから、政府が国民を守るという姿勢が大切ではないでしょうか。

今回のランダムな検査の結果、国内におけるサイレント患者数28500名を想定できた事は世界にも意味のある事です。今後共、オーストリアはコロナウィルス対策措置のために続けていくことと思います。

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