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第2回オーストリアにおけるランダムなPCR検査1432名を実施した結果

 

写真引用 krone 

4月21日~4月24日の4日間、1432名による第2回目のランダムなPCR検査が実施され、その結果が発表されました。

この目的は、4月の初め,SORA(社会研究機関)における第一回目のランダムなPCR調査結果から、再び、サイレント(無症状)コロナウィルス感染者数を調査するためです。

結果、全体のおよそ0.15(1)が陽性判定、オーストリアの人口はおよそ890万人から想定して、実際の国に内における感染者(サイレント感染者)は最大で10823名であると推定しました。

ロックダウンの厳しい規制が、PRC検査に反映しているようです。今回は第2回目のPCR検査を中心に書いてみたいと思います。

16歳以上の任意に選ばれた人達によるPCR検査

第2回目のランダムなPCR検査では、中央住所登記されている、16歳以上2800名を任意に選び、ウィーン医学大学と赤十字が協力により実施されました。

前回と検査方法が異なる点は、

・16歳以上の2800名が検査の対象として選ばれる
・中央住民登録より被験者を選出する(前回は電話帳から選出)
・検査に選ばれた人は手紙を受け取る。検査承諾した人はさまざまな質問にも答える
・オーストリア統計局が赤十字とウィーン医学大学の協力のもとで調査を行う。
・検査を受けたすべての人々に結果を知らせる(前回は感染者のみ)

です。

通知を受け取った人は検査に参加は任意であったため、実際にPCR検査に応じた人数は1432名となりました。

検査方法は、検査結果の正確性をデーターにするため、鼻、口、のどに綿棒を入れて行われるもの(クイック検査ではないもの)を取り入れています。。

その結果、第2回目のランダムなPCR検査では、1名のみ陽性反応が確認されました。

この数字から、第1回目の推定サイレント感染者数0.33パーセントよりも、第2回目の方が、明らかに推定感染者数が減少しているのが分かります。

 

ホットスポットでのランダムな抗体検査

Kontrollen der Polizei am Ortsende von St. Anton am Arlberg (Bild: APA/EXPA/ERICH SPIESS)

今回はPRC検査と並行して、最も感染者の多い地域27箇所で抗体検査が実施されました。

検査は、所定の場所で車内で実地され、ごうけい269名が抗体検査を受け、平均4.71パーセントが抗体を持っていることが判明しました。

検査が実施された4万人の人口で約1900名がコロナウィルスに感染していた可能性がある事を意味します。

この調査の結果から、ファスマン科学大臣は、『パンデミックを抗体集団で阻止することは出来ない、それは幻想である』と述べました。

つまり、スェーデンのコロナ対策は的確ではないと、オーストリアは考えているようですね。

私は医学に関しては専門外ですので、コロナウィルスの本質はニュースや新聞での知識からしか分かりませんが、しっかりと規制措置を行ってから、徐々に緩和していき、その中でまた調整しながら、ワクチンや薬の開発を待つのは悪くないと考えています。

また、免疫学者プッフハンマー氏は、抗体がどのくらい持続するのか特定できず、最初の抗体の訳10パーセントは消滅してしまうと述べています。

個人的には、免疫検査をもっと積極的に実施していただきたいと思っています。

引き続き、ウィーン医学大学と赤十字は、第3回目のランダムまPCR検査を実施します。今回は3500名からPCR検査を選ぶようです。外出規制緩和後の結果が分かりますので、重要です。

ランダムなPCR検査は実際の感染者数に反映しているか?

下のグラフはグレーは死亡者数青は治癒者数黄色を感染者数ピンクは入院者数薄い紫は集中治療室での治療者数を表しています。

3月16日にロックダウンが開始されました。グラフからも分かるように、厳しいロックダウンの効果が見え、感染者数が減少しているのがわかります。

なお、オーストリアは5月1日より規制緩和となり、外出制限が解除されています(公共機関、室内でのマスク着用、同居人以外との1メートルのソーシャルディスタンスを取る事など規則はあります)

私はまだ、公共機関では出かけておりませんが、買い物に出かけると、皆さんソーシャルディスタンスを取り、マスク着用してます。しかし、外ではソーシャルディスタンスを取っていないティーンエージャー数名のグループに何度も遭遇しているんですよね。それがちょっと不安でもありますが。。。

こちらは年齢別のコロナ感染者数のグラフです。

日本の統計と同じように感染者は40代、45~54歳までが一番多いです。役職的にも重要なポジションであり、色々な人と接する機会も多い年代です。

次は55歳~64歳、5歳~14歳になると感染者数が一気に減少しているのが分かります。

こちらは感染死亡数の年代別グラフです。

下のグラフ 5月4日までの検査結果です。

紫 PCR検査数 緑 病室ベット空数 オレンジ 集中治療室 空数

青 現在の入院数 濃い青 集中治療室での入院数 緑 自宅隔離数(入院を執拗としない感染者数)

下のグラフ 3月26日~5月4日までの入院状況を折れ線グラフで表しています。

ピンクは普通ベットでの入院数 青 集中治療室での入院数

世界における10万人内でのコロナウィルス感染死亡者数の割合

このグラフからも分かるように、オーストリアの早期コロナウィルス対策措置は、感染者数を減少し、拡大防止の強い防波堤になったことが伺えます。

現在は、外出規制が解除され、人々は開放的になっています。オーストリア市民全員は一致団結をして、政府のコロナ対策指示に従い、ここまでコロナウィルス拡大を抑える事が出来たのですから、爆発的な第2波の感染拡大に見舞われないよう、1人1人が自覚を持って行動していきたいところです。

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